Hitomi AI(ヒトミ・エーアイ)では、数学を重視しているようだ。
アルゴリズム
AI開発において、プログラミングは、アルゴリズムを表現する具体化の作業だ。アルゴリズムが良くないと、プログラムだけやっても遅いままになってしまう。そして良いアルゴリズムには、職人芸ともいえる数学の応用が必要だ。
強いアルゴリズムを作れる秀才がいるだけで、AIのスピードは100万倍以上になる。
基礎研究に逸材を投入
データ量が爆発するAI時代において、数学スキルを持った情報分野の人材がこれまでになく必要とされている。
Google、マイクロソフト、メタ(Facebook)などの巨大IT企業や、ルネッサンス・テクノロジーズなどの技術系ヘッジファンドは、基礎研究にも逸材を投入している。
日本のAI業界
従来の日本では、アルゴリズムを設計できる人材の活躍する場が少なかった。膨大なデータはAI業界には必須なはずだが、基幹のソフトウエアは米オラクルなどの海外が担ってきた。日本のAI系企業は「ゼネコン」。いわば下請けに過ぎない。
新卒でも年収1000万円以上
このため、トッププログラマーの多くは、Google(グーグル)やゴールドマン・サックスなどに持っていかれてきた。人材の価値を理解するグーグルは新卒でも年収1000万円以上を提示し、囲い込みを行った。